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2010.06.18

絵画からインスピレーションを受けたフラワーデザイン


6月7日の編集部ブログでご紹介した
花阿彌によるフラワーデザイン展の
オープニングレセプションに行ってきました。

今回の作品展は、「花阿彌フラワーデザイン展
絵画からのインスピレーション」。
絵画を見て感じたことを
フラワーデザインに表現する
ということはわかっていたいのですが、
どんなデザインが見られるのだろうと興味津々。

会場となった中目黒のギャラリーさくらは、
一面に大きな窓がある明るい空間。
お花は日の光のもとで見るのが一番美しいもの。
フラワー展には適した場所です。
会場に入って思ったのが、
作品の立体感の美しさです。
インスピレーションを得た絵画のコピーが
それぞれの作品のそばに飾られていましたが、
平面な絵画がフラワーデザイナーたちによって、
息を吹き返し、存在感のある立体の作品に変化した様は、
見る人を圧倒します。

制作者の方々のお話をお聞きすると、
どの方も絵画の作者のプロフィールから
描いてきた作品の変遷までをよく勉強されていて、
それらの背景もふまえてとらえた
絵画の一番印象に残った部分を
フラワーデザインに作り上げています。
素材合わせも色使いも、いつもいけるフラワーデザインとは
まったく違う作品に仕上げられるようで、
制作者の皆様はどなたも、充実感であふれていました。

オープニングレセプションの最後に
主宰の久保数政氏は、
「最後の詰めをしっかり細かくすることで、
ワンランク上の作品をつくることができます」
とアドバイスをくださいました。
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フラワーデザイン展は6月20日まで開催していますので、ぜひご覧ください。
詳細は6月7日の編集部ブログをご参照ください。


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ガブリエレ久保さんの作品「草の世界」
鶴図屏風 伊藤若沖の作品から発想

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坂口美重子さんの作品「人生の三時期」
人生の三時期 グスタフ/クリムトから発想

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久保数政さんの作品「グラフィッシュ」
郡鶏図 伊藤若沖の作品から発想

編集部M.M.