ページトップ

2009.06.03

vol.3 やわらかくフェミニン"アネモネレッド"

3-7.jpg
赤はどんな時でも、自分が赤であることを主張していて、それがわたしを魅了します。
赤は周りのどんな色も支配してしまうので、わたしはよく赤は一色だけで特別扱いをします。

もう一つの方法として、反対色の緑と合わせます。
赤は緑の隣にいる時、その魅力である強さが一番引き立つからです。

また、白と組み合わせると、赤の強さが少しやわらぎ、フェミニンに見えてくるから不思議です。
もしかして、パレットの上で白と混ざったらピンクになるということを、赤自身が知っているのかしら・・・。

アネモネの、赤と白の境界部分をじぃっと見ていると、なんだかそんな気がしてくるのです。

IMG0906.jpg

Gabriele Wagner Kubo"I like colors"

ANEMONE RED

It always fascinates me how intense red can be. It dominates nearly any other colour and I prefer to use red as only red. Together with its opponent, the complementary green, it turns out into its most intensity. Combined with white, the strong red gets a little bit softer, more feminine. Could it be that the red knows that if we mix it with white on the palette, it will change into the friendly pink? Looking at the point where the white and red in our Anemone meets, this somehow seems possible to me.........

関連書籍

花の色合わせマニュアル

花の色合わせマニュアル

新ヨーロピアンフラワーデザインテキスト基本テクニックブック

新ヨーロピアンフラワーデザインテキスト基本テクニックブック

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト2 ゲシュテック&シュトラウス

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト2 ゲシュテック&シュトラウス

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト3 造形要素と度合い

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト3 造形要素と度合い

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト別冊 寄せ植え

ヨーロピアンフラワーデザインテキスト別冊 寄せ植え

ガービのブーケレッスン

ガービのブーケレッスン

作って楽しいリースの本

作って楽しいリースの本

プロフィール

ガブリエレ・ワーグナー久保

フラワーデザイナー

ガブリエレ・ワーグナー久保

花阿彌ゲシュタルトゥングスシューレ学校長。グレゴール・レルシュ・エディション・アジア地区マネージャー。

ドイツ国立花卉装飾専門学校・ヴァイエンシュテファン マイスターフロリスト。
癒しを取り入れたフラワーデザイン“ウェルネス・フラワー”を提唱。個性あふれるレッスン「gabriele kubo.professional」も好評開催中。

現在、ドイツの専門誌「Florieren!」(Ulmer社)への執筆等、ヨーロッパと日本のフラワーデザイン界の重要なかけ橋として活躍中。

著者ホームページ:http://www.greengabes.com
花阿彌ホームページ:http://www.hana-ami.co.jp