六耀社(りくようしゃ) - 生活をデザインし、楽しむ心を提案する出版社

こちらバークレーでも、苺が旬の季節となりました。

この可愛らしい赤い実が
グローセリーストアやファーマーズマーケットに並び始めると、
心も明るく、楽しい気持ちにさせられますね。

まさに、
春の歓びを象徴しているかのようです。

そして苺はやはり、
子ども心をつかむマジカルな魅力に満ちているフルーツだと思います。

私自身、物心ついた時に初めて苺を見た時に、
なんて可愛らしいものがこの世にはあるのだろう、と
胸が高鳴ったのを、記憶していて。。。

きっと 世界中の子どもたちが、
この好奇心に満ちた世界で
初めてひと粒の苺の存在を目にした時、

かつての自分と同じ
胸高まる思いをしているのではないだろうかーーーと
密かに想像しています。

さて 今回は、
そんなビタミンCいっぱいの 可愛らしい苺を使った
手軽な楽しみ方をご紹介したいと思います。

豆乳寒天は火を使いますので火元の注意が必要ですが、
それ以外はお子さんと一緒に作れるものばかりです。
どうぞご一緒に楽しんでみて下さいね。

【 豆乳いちご寒天 】

こちらの苺寒天は、
娘が小さかった頃 よくおやつとして作ったものです。

豆乳を使っているのであっさりしていますし、
昔懐かしい、シンプルで素朴な味わいです。
つるりとした喉越しも
子どもには食べやすいでしょうか。

又、スライスした苺が中に入っているので、
食べている途中で赤い苺が出てくるのも
楽しいようでした。

もちろん他のフルーツでも代用できますが、
やっぱり白い寒天に、赤い実のコントラストが
子どもにも一番喜ばれる気がします。

アーモンドエッセンスを加えて
豆乳の代わりに牛乳を使い、
杏仁豆腐風にしてもいいと思います。

＜材料＞
　 ・ 苺／3〜5 個（ 適当量をスライス ）
　 ・ 粉寒天／1 袋（ 約 4 g ）
　 ・ 水／2 カップ（ 400 ml ）
　 ・ 豆乳／1.5 カップ（ 300 ml ）...固さは豆乳の加減でお好みで調整して下さい。
　 ・ 甘味料（お砂糖、はちみつ、アガベネクターなどお好みのものを）／約 1/4 カップ（ 70~80 g ）

＜作り方＞
　１）鍋に水 2 カップを入れて粉寒天１袋を入れ火にかけ、
　　　沸騰したら２分そのままにして煮ます。

　２）その間に、スライスした苺を、容器に入れます。

　３）２分たったら火を止め、甘味料と豆乳を注ぎ入れ、よく混ぜます。

　４）粗熱が少しとれたら、３）を容器に静かに注ぎ入れ、冷めたら冷蔵庫で
　　　冷やし固めます。
　　　苺が浮いてきてしまうので、３）を半分量注いだ後に時間差で残りの３）を
　　　注ぎ入れると、苺がバランスよく固まります。
　　　但し、寒天液が固まってしまわないうちに塩梅を見て行いましょう。

【 いちごアイスキューブ 】

これから夏に向けて、こんなアイデアも楽しいものです。

＜材料＞
　・苺
　・オレンジ絞り汁（もしくはジュース）少々
　・甘味（アガベネクターやはつみつなど）

＜作り方＞
　苺をランダムに切り、オレンジの絞り汁をちょっと
　加え、ブレンダーにかけます。
　お好みで、甘味（アガベネクターやはちみつなど）
　を入れます。

　それをキューブ状にして冷凍し、スパークリング
　ウォーターやレモネードなどに入れて飲むと、
　チャーミングな楽しい飲み物になります。

　暑い日には、そのまま
　お子さんにシャーベット代わりのおやつにしても。

【 いちごマリネ 】

苺をそのまま食べるのに飽きてしまったら、こんな甘ずっぱいマリネはいかがでしょうか。
これからの季節、ピクニックランチの片隅に重宝しますよ。

＜材料＞
　・苺　１パック
　・レモン汁 1/2 個
　・甘味（アガベネクター、
　　はちみつ、お砂糖など）
　・オプションで、グランマニエか
　　キルシェ少々

＜作り方＞
　苺１パックに、レモン汁 1/2 個分を絞り、甘み（アガベネクター、はちみつ、お砂糖など）を
　大さじ1~3ほど加え、軽く混ぜたら1、2時間置きます。

　大人用には、グランマニエやキルシェをちょっと加えると美味。
　

【 苺サンド 】

こちらは、女の子だけのお茶の時間にお薦めの 苺のサンドウィッチです。

＜材料＞
　・マスカルポーネチーズ　　・はちみつ
　・苺　　・サンドウィッチ用パン

＜作り方＞
　マスカルポーネチーズに
　はちみつを少量混ぜたものをパンに塗り、
　スライスした苺をサンドするだけ。

　あっさり、まろやかなチーズに はちみつの
　ほんのり甘さが、とてもいい感じ。
　苺の酸味とのコンビネーションも、
　くせになります。

　娘の誕生日パーティーでは、
　一番人気があったサンドウィッチでした。

【 苺のプリザーブド 】

苺が旬になってきて、お値段も求めやすくなってきたら、
せっせとジャムなどプリザーブドを作ります。（写真左下）

＜材料＞
　・苺　　・甘味（お砂糖、アガベネクターなど）　　・レモン汁

＜作り方＞
　いちごの量の２０％前後の甘味
　（お砂糖、アガべネクターなど）とレモン汁を入れ、
　蓋つきのガラスタッパーに入れて、
　水分が出てくるまでそのままに。（９時間くらいかかります）
　その後、鍋であくをとりながら１０分くらい煮ます。

　煮沸消毒した密封容器に入れて冷蔵保存すると、１週間は持ちます。

　ジャムとしてパンと一緒に頂いたり、プレーンヨーグルトのお伴に。
　また紅茶にちょっぴり混ぜるとロシアン・ティー風に楽しめます。

　又、この苺のプリザーブドを市販のバニラアイスに混ぜるだけで、
　とても変化に富んだ一品が出来上がります。
　アイスの１／４量の苺のプリザーブとサワークリームを混ぜて冷やし固めるだけ。

　ちょっとこっくりとしていながら、甘酸っぱいアイスがくせになりますよ。
（写真右上）

どのレシピも、お知り合いから教えて頂いたり、
本や雑誌の切り抜きなどから拾い集めたものですが、
我が家ではすっかり定着し、馴染んだ手軽なものばかり。

皆様のレシピに加えて頂き、苺の季節を楽しんで頂けたら嬉しく思います！

我が家の苺も花が散って、黄緑色の実が。
収穫ももうすぐです。

　 苺は、プランターでも育てられます。
　 ストロベリーポットに植えると場所をとらず、とても便利。
　 日当りの良い場所で栽培してみましょう。
　
　 土は、ややアルカリで。

　 苺は水を好みますが、過度にやりすぎても過湿になり根腐れを
　 おこしますので注意しましょう。
　 水やりは、土が乾いたらたっぷりと。