☆『オレキバ』編集テーマ

自らが<オレキバ>と自負し、読者も<オレキバ>としての意識を持てること。 新しいコミュニティ(原始の明るさと逞しさがある)に向けて、まずは一歩を! 持てる知恵と経験を総動員して、「そんなんでいいのか!?」の反骨の心意気。 いつの間にか『オレキバ』が、各人個人の<オレキバ>としてひとり歩きすること。

☆編集部の紹介

●若見唯史(わかみ・ただし) 編集長

1949年生まれ。出版社、広告代理店勤務(雑誌企画編集、PR誌企画編集・カタログ制作など)の後、フリーランスの編集者兼ライターとなる。『BRUTUS』、『TARZAN』、『Men's EX』等の雑誌の編集・企画・著述を経て、2007年まで全日空機内誌の企画編集に携わる。『オレキバ』の企画を立ち上げ、編集長に。

●寺崎 央(てらさき・ひさし)

1943年生まれ。男性ファッション誌編集部に勤務の後、'69年よりフリーランスの編集者兼ライターとなる。『平凡パンチ』、『Made in USAカタログ』に関わり、『POPEYE』、『BRUTUS』では創刊作業から参加。現在は情報雑誌などに雑文を書いている。『オレキバ』にはメインの編集者として参画。

“テラコンダ”こと寺崎 央についてもっと知りたい人は ⇒ http://terra.ld.infoseek.co.jp/

●ブックデザイン 木村デザイン事務所

☆筆者の紹介

●池澤夏樹(いけざわ・なつき)

1945年生。作家。1975年より3年間ギリシャに滞在。詩作、評論から作家活動に入る。1988年に発表した『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞、『マシアス・ギリの失脚』で谷崎賞を受賞する。1994年沖縄移住。近著に『憲法なんて知らないよ』『イラクの小さな橋を渡って』『静かな大地』『キップをなくして』他。現在はフランスに在住。
http://www.impala.jp/

●此経啓助(これつね・けいすけ)

1942年生。作家。日本大学芸術学部文芸学科卒。同大学助手を経て、インド・ビハール州立マガダ大学講師、宗教考現学研究所所長をへて現職。宗教関係の情報収集・分析や出版活動に従事。原稿執筆活動として、世界文化社刊『東大寺物語』『高野山物語』『永平寺物語』を主要執筆、また、すずき出版刊「仏教コミックス・シリーズ」のシナリオ執筆、著書に『仏教力テスト』『都会のお葬式』(NHK出版)『明治人のお葬式』『アショカとの旅』(以上、現代書館)他。

●齋藤亮一(さいとう・りょういち)

1959年生。写真家。日大芸術学部写真学科卒。在学中、三木淳に師事。卒業後、新聞社で暗室掃除のアルバイト後、フリーとなり六本木のアートセンターでスタジオマンとして働く。現在は、フリーカメラマンとして雑誌の仕事を中心に人物、風景、風土などを撮影する。その他、ライフワークとして、世界各地を旅して写真集、写真展などで作品を発表し、特に1989年のベルリンの壁崩壊直後より変わりゆくロシア、東欧の姿を見届けようと旧共産圏のほとんどの国を回る。受賞歴に日本本写真協会新人賞、第13回東川賞特別賞、日本写真協会年度賞、他。近著に2007年「INDIA─下町劇場─」(清流出版)。
http://members3.jcom.home.ne.jp/saito-r/

●松本榮一(まつもと・えいいち)

1948年生。写真家。日本大学芸術学部中退。フリーになり、インド・ブッダガヤに2年滞在し、各地でチベット難民村の取材や、仏教遺跡の撮影をする。その折、チベットから亡命してまだあまり間もないダライ・ラマ法王と運命的な出会いを経験し、1989年にはTBS報道特集「ダライ・ラマ」ノーベル平和賞受賞記念の企画を担当する。その他、毎日新聞社主催『大チベット展』や朝日新聞社主催『中国チベット秘宝展』などの企画・写真発表などを精力的に行う。主な著作は『ダライ・ラマ』(河出書房新社)、『死を待つ家』(メディアファクトリー )、『チベット 生と死の知恵』( 平凡社新書)、『アジア聖地巡礼―インドから中国へ 』(世界文化社)他。
http://matsumotoeiichi.com/

●北尾トロ(きたお・とろ)

1958年生。ライター兼古本屋店主。法政大学卒。 卒業後、フリーター、編集プロダクションのアルバイトを経て、25歳でフリーライターとなり、北尾トロのペンネームで原稿を書き始め『別冊宝島』『裏モノの本』などに執筆し始める。40歳を前に、インディーズ出版活動を開始し、『廃本研究』、他数冊を制作。1999年、インターネットを使った古本屋『杉並北尾堂」をオープン。期間限定のブックカフェ、ロゴスギャラリー(@渋谷パルコ)での古書イベントなど、古書関連の仕事を精力的に行う。 40代後半からは、日本にも『本の町』を作りたいと考えだし、2008年5月、長野県伊那市高遠町に、仲間とともに『本の家』を開店。個人事務所(株)ランブリン代表。NPO法人西荻コム理事長。西荻ブックマークスタッフ。主な著書に、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(文春文庫)、『もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ』(小学館)、『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』(ちくま文庫)、『キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか』(幻冬舍文庫)『危ないお仕事』(新潮文庫)他。
http://www.vinet.or.jp/ ̄toro/

●中川カンゴロー(なかがわ・かんごろー)

1953年生。写真家。山本健三氏に師事。カブラギスタジオ、東急エージェンシーを経てフリーランスに。1988年、有限会社カンゴロー事務所を設立、主宰。現在、雑誌、PR誌、広告等で「人」と「食」の撮影中心に活動。
http://www.kangoro.net/

●長濱 治(ながはま・おさむ)

1941年生。写真家。多摩美術大学彫刻科卒。1964年にアドセンターへ。1965年よりフリーランスに、以降ファッション、広告、ポートレートなどの分野で幅広く活躍、多数の作品集を発表している。代表作に『地獄の天使 1968 ̄1980 New York・San Francisco』(勁文社)、『魂(ブルース)の十字路』(北方謙三と共著/勁文社)、『My blues road 』(マガジンハウス)、『猛者の雁首』(ワイズ出版)他。

●小林泰彦(こばやし・やすひこ)

1935年生。画家、イラストレーター。『平凡パンチ』で「イラスト・ルポ」を生み出し、今まで広告業界でしか使われなかった「イラストレーション」という言葉を初めて雑誌界で採用し、普及させた。社会風俗、環境、街、旅、自然、スポーツ、登山やハイキングなどのイラストレーションを中心に制作活動中。小説の挿絵、本の装丁、絵と文によるレポートや紀行のような仕事も多数。小林泰彦のライセンスによる商品が、現在は文具類、食器類、衣類などで市場に出ている。著書多数、近著に『イラスト・ルポの時代』(文藝春秋)がある。兄は作家の小林信彦。
http://home.b01.itscom.net/yasuhiko/

●植松三十里(うえまつ・みどり)

1954年生。作家。東京女子大学史学科卒。婦人画報社編集局入社。7年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、フリーランスのライターに。平成15年、「桑港にて」で歴史文学賞受賞。主な著作は「千の命」講談社、『群青』文藝春秋など。 http://30miles.moo.jp/top.html

●新谷暁生(しんや・あきお)

1947年生。冒険家。酪農学園大学卒。冒険家をサポートするガイドとして三浦雄一郎氏のアコンカグア登山遠征や関野吉晴氏のグレートジャーニーに参加。また自らエクスペディションを組織し、世界初となるシーカヤックによる冬季ケープホーン回航やヒマラヤ登山を行う。シーカヤックのガイドとして毎年実施している知床エクスペディションでは、無事故で60回以上の知床半島周回という実績を上げている。
http://shiretokoexp.sports.coocan.jp/index.html http://www.shiretokoclub.jp/banyakitahama-k2.html

●黒鉄ヒロシ(くろがね・ひろし)

1945年生。68年マンガ雑誌に持ち込んだ原稿が初回から採用されデビュー。同年「漫画サンデー」に「ひみこーッ」の連載を開始。以降「週刊漫画アクション」「平凡パンチ」など多くの雑誌に次々と作品を発表。とぼけた味のエロチックなギャグ漫画で独自の作風が人気に。このほか「奥の奥の細道」「新撰組」などがある。

●佐藤隆介(さとう・りゅうすけ)

1936年生。雑文製造処「鉢山亭」主人。広告代理店のコピーライターを経て、池波正太郎の書生をつとめた。現在は、酒・食・器の「食卓に関わるもの」のみにテーマを絞り文筆活動を営む。著書に『日本口福紀行 がんこの卓上』などがある。

●崎山克彦(さきやま・かつひこ)

1935年生。慶応義塾大学卒。講談社に入社。講談社インターナショナルに移り、英文の出版を通して、日本文化を海外へ紹介する仕事をする。8年間、カリフォルニア、ニューヨークで勤務。同社取締役を務め、その後マグロウヒル出版社(日本法人)社長に就任。1987年カオハガン島と運命的な出会いをし、移り住む。著書に『何もなくて豊かな島』(新潮文庫/絶版)、『ゆっくり生きる』(新潮社/絶版)、『カオハガンからの贈りもの』(海竜社)がある。 http://www.caohagan.com/

● 熊切圭介(くまきり・けいすけ)

1934年生。日大芸術学部写真学科卒。(社)日本写真家協会副会長。週刊誌を中心に月刊誌・グラフ誌など、主にジャーナリズムの分野で活躍。第 2回講談社写真賞受賞。『池波正太郎のリズム』(展望社)、『南島からの手紙』(新潮社)、『変革と繁栄―60年代の光と影』(展望社)などの出版物がある。

● 山田俊一(やまだ・しゅんいち)

金沢美術工芸大学日本画科卒。インド亜大陸放浪(フンザには 1980年に初入域、5年間滞在)後、中国、ブタペスト、ポルト、ブラジル等に滞在。著書に『ヒンディ村 最後の桃源郷フンザにくらして』(石風社)、『桂林水彩と桃源郷』(日貿出版社)がある。

http://saude.oops.jp/

● 山田純子(やまだ・じゅんこ)

旅の中でペン画を始める。著書に『オーベルニュの小さな村』(石風社)、『ペン画滞在記 ブラジル・オリンダの人と生活』(日貿出版社)がある。

http://homepage2.nifty.com/junkopen/