RAVターナー
◆内容紹介
有名画家にスポットを当て、その作品や人物像を分かり易く紹介します。
豊富な図版と、多彩な著者陣による興味深い解説により、入門者から美術愛好者まで幅広く楽しめる構成です。
環境によって磨きをかけられた天性の画家と、若くして確立した名声をほしいままに、「風景の発見」の時代を代表するターナーの魅力溢れる風景画の全貌と、透視画法の精密さをその作品から解明。
師ともいうべきクロード・ロランやターナーのスペクタキュラー的側面に多大な影響を与えたラウザバーグの作品などから、ターナーの生きた時代が浮かび上がる。
目次
序章 絵画のリアリティ
第一章 「地誌」水彩画家ターナー
第二章 ピクチャレク
第三章 崇高あるいはスペクタクル
第四章 時を超えたライバル
第五章 光と色彩と空気の絵画
コラム
●イギリスのロイヤル・アカデミー
●『イングランドとウェイルズのピクチャレスクな景観』
●『ターナーにとってのネーデルランド絵画』
●スペクタクルの時代
●ナショナル・ギャラリーとテイト・ギャラリー
著者
藤田治彦
1951年福島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科助教授、芸術学。京都工芸繊維大学、大阪市立大学、イエール大学大学院等に学ぶ。京都工芸繊維大学助教授、ルーヴェン・カトリック大学客員教授等を経て、現職。『風景画の光』(講談社)、『マンハッタンの建築』(講談社)、『ナショナル・トラストの国』(淡交社)、『ウィリアム・モリス』(鹿島出版会)、『現代デザイン論』(昭和堂)ほか著書多数。
定価 1,980円(本体1,800円)
著者:藤田治彦
ISBN: 4-89737-387-5
Cコード:C3072
判型:B5判変型
頁数:176ページ
発売日:2001/6/25