英国グラスの開花 新装版
◆内容紹介
偉大なるイギリスガラス工芸の伝統-とりわけ、17世紀中期より19世紀初頭における-を貴重なオリジナル・グラスのカラー図版を中心に解説を施した、研究書にして入門書的な内容。
イギリスに先んじて栄華を極めたヴェネチアのガラス工芸/ヴェネチアグラスへの対抗より始まった、新しいガラスの開発・探求は、グラス販売ギルドの強力なバックアップを得て結実し(高品質鉛ガラスの発明)、以後125年もの間、イギリスは、グラス生産においてヨーロッパの頂点に立つこととなる。
こうした、歴史的位置付けを解説しながら、クオリティの高いコレクション図版で資料性を完備した本書は、グラス・コレクター(食器・雑貨コレクターを含む)、好事家の蔵書には最適な一冊。
〈コンテンツ〉
1章:17世紀中期から19世紀初期の英国グラス史概略
2章:18世紀に使われていたグラスの種類
3章:年代別英国グラスの名称と特徴
4章:グラスの装飾法
5章:英国の代表的記念グラス ジャコバイトグラス&ウィリアマイトグラス
資料:イギリスのグラス用語について/年表/スチュワート家・ハノーヴァ家系図
定価 4,950円(本体4,500円)
著者:村田育代
ISBN: 4-89737-537-1
Cコード:C3012
判型:A4判
頁数:130ページ
発売日:2005/9/2