ANKOU’S NEW CINEMA☆3 新野生派映画宣言
◆内容紹介
『ANKOU’S NEW CINEMA☆3』は
ANKOU(浜野安宏)の自然主義を根底に持つ、
新野生派映画宣言とも言えるものです。
ANKOUは人生をかけてロケハンを行い、わずか4年の間に3本の映画を創り上げました。
①「さかなかみ」2015
②「TETON-山の声」2016
③「カーラヌカン」2018
本書は、この3部作に込めた想いを、立体的に構築した写真集として刊行。
映画の名場面、メーキングシーンなどを多数収録しました。
ANKOU=浜野安宏の新たな魅力が凝縮された一冊となっております。
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映画青年だった頃、アリフレックスを担いで、
ヌーベル・ヴァーグ、ネオ・リアリズムに強く惹かれていました。
私はNEW CINEMAを目指します。私の映画は今、ここにいます。
「一時代前のメディアがアートメディアになる」
マーシャル・マクルーハンがこう言ったのは60年代です。
私の今日までの人生は映画を創るためのロケハンみたいなものでした。
自分で描き、人に語ってきたシノプシス、ストーリー、ドラマなどの断片は山のようにあり、
映画的手法でプロデュースした商業施設、リゾートは数え切れないほどあります。
私が今頃になって、映画を創るのは、映画がアートメディア化していく今日的状況と、
デジタル技術、ネットワークによって世界が一つの村になっていく形式過程に生きていて、
One to Oneのコミュニケーションが可能な社会に自分の表現方法がシンクロし始めたからです。
「だからこそ映画をやろうと思いました」
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(本書「デジタル時代にアートフィルムの前衛となる」より)
***著者紹介***
浜野安宏(HAMANO YASUHIRO ANKOU)
1941年 京都生まれ
日本大学芸術学部映画学科演出コース卒業
映画監督/ライフスタイル・プロデューサー/生活探検家
「私のこれまでの人生はこれらの映画を創るためのロケハンだった」
と、独白して、2014から2017年の4年間で「さかなかみ」「TETON–山の声」「カーラヌカン」の3本の映画を制作する。
東急ハンズ・QFRONT・AXIS・青山AO・FROM1stなど数々の有名プロジェクトのプロデューサーでもある。
バリ島ヌサドゥアリゾート計画・沖縄海洋博・神戸ポートピア81・横浜みなとみらい都市計画委員・幕張ベイタウン計画コア委員・東京都臨海部エンターテインメント都市計画。
「一流の磨き方」「生活地へ」「質素革命」「ファッション化社会」「浜野安宏想いの実現」「浜野商品研究所コンセプト&ワーク」「さかなかみ」「愛になれ」など70冊以上の本を執筆。台湾、中国臨海部、タイ、フィリピンなど、アジア太平洋に活動の拠点を広げる。
現在、東京青山、沖縄本部町備瀬に居住。
アウトドア・クロージングのブランド、North Faceアドバイザー、Fox Fireのブランディングも手がける。