2013.10.24
第12回フロールエバー ウェブコンテストの 各賞が決まりました
恒例になりましたフロールエバーウェブコンテストの第12回のテーマは、
プリザーブドフラワー meets『和紙』WASHI
日本橋で創業1653年という老舗の和紙店、小津和紙さんのご協力で、
コロンビアより届いたフロールエバーさんの
プリザーブドフラワーと和紙を組み合わせた作品が募集されました。
25都道府県から寄せられた121作品の中から、
今回の審査員長で、フラワーデザイナーの
今野政代さんが20作品を選ばれ、
その中からウェブ上と、
フロールエバーギャラリーでの作品展で、
各賞が決まりました。
今野さんは今回の審査の基準として、
統一感があることと、独創性のあるデザインであること、
そして、丁寧につくられているかどうかなどを
ポイントに選ばれたそうです。
審査員賞に輝いたのは、
荻原なな子さんの「私の日本橋」。
小津和紙賞は、田代剛さんの「波紋」。
そして六耀社賞は、
高月麻子さんの「花の灯り」を選ばせていただきました。
今回は和紙との組み合わせがテーマということで、
出品された作品を拝見させていただき、
プリザーブドフラワーと和紙の風合いには
似たところがあることに気がつきました。
それは両方とも自然が生み出した素材だからかもしれません。
和紙は、古来よりつくられ、
保存期間が千年とも言われる程のもので、
書物を記したり、文化遺産の修復に使われたりしています。
手作りは手間もかかることから、
作品に対してつくる人の愛情もわいてきます。
せっかくつくるものなので、
長く飾りたいというのは、
製作者の願いでもあるのではかと思います。
和紙は、そんな要求にこたえられる
とてもいい素材だと感じました。
今回出品されている作品はどれも和紙のよいところと
プリザーブドフラワーのよいところをうまく組み合わされているので、
選ぶのに困りましたが、
プリザーブドフラワーという新しい素材と
古くから親しまれている和紙との組み合わせということで、
古いものと新しいものの融合が感じられる作品を選ばせていただきました。
高月さんの作品は、
日本の灯りの形を和紙とプリザーブドフラワーで、
現代のインテリアにも合うデザインをつくられていると思い、
六耀社賞として選ばせていただきました。
高月さんおめでとうございます。
今後のご活躍を期待しています。
編集部M.M.