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2011.02.23

vol.17 植物で、喉を癒す(2)

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また、喉が痛くなったら日本ではまず、
塩水でうがい、が定番ですね。

私は、抗菌作用のあるタンニン、風邪予防に効果のあるビタミンCがたっぷりの番茶に天然塩ひとつまみを入れてうがいをすることもありますが、

時にはこちら風に、アップルヴィネガーでうがいをすることも増えました。

アップルヴィネガーは、他のヴィネガーより酸が弱いので、
皮膚や身体への使用が向いているのです。

ヴィネガー自体は細菌を抑える働きや殺菌効果があるので、小さじ1のヴィネガーをコップ一杯ほどの水で薄めうがいをします。


又、以前の記事でご紹介したように、
(参照:Herb tinctures & Infused oil (2)の、「ローズマリー・ビネガー」)
タイムやセージ、ローズマリーなどを漬け込んだ
ハーブ・ヴィネガーでうがいをするのもお勧めです。


                *


今日ご紹介したものは、どれも自宅のキッチンや庭、
スーパーなどで手に入る材料ばかり。


体が弱っている時は、
体が解毒したがっていたり、
休みたがっている合図です。

すぐに抗生物質や薬で治すだけでなく、
時間に余裕を見つけ、ちょっとひと休みして、植物に触れ合いながら、
じっくり自分の身体に向き合い、いたわる時間をとるのもいいかもしれませんね。


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プロフィール

加藤万里 -Mari-Kato-

フラワーデザイナー

加藤万里 -Mari-Kato-

カリフォルニア・バークレー在住、フラワーデザイナー。ハーバリスト。
1994年より、ロスアンジェルスで花教室FOLIAGEを主宰。
2004年秋より処点をバークレーに移し、06年、あらたに「お花会」という形でFOLIAGEを再開。その後、アロマクラス、ハーブクラスも増設。

フラワーアレンジ、アロマ、メディカルハーブ、ガーデニング、インテリア、手仕事など多方面から、花のある暮らしを提案すると共に、植物を通して、目に見えない大事なことを思い出していくための機会と場になることを願い、会を開催している。

また、昔ながらの暮しの知恵を取り入れ、現代風に楽しむことで、忙しい日々を送る現代人が忘れていることを取り戻していきたいと考え、スローライフを自ら実践し、提案している。

ロスアンジェルスの日本語情報誌「LIGHT HOUSE」にて、98年から02年まで「カリフォルニア花日記」「シンプルエコライフのすすめ」などの記事を連載。
09年春と秋にバークレーで、食とお花、食と手仕事をコラボさせたワークショップ付きの「カフェ・イベント」を開催。好評を博する。

著書に、ロスでの花生活を綴ったエッセイ『ガーデンダイアリー カリフォルニア 花と暮らす12か月』(講談社文庫 98年刊)がある。