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2014.06.12

vol.47 リード・ディフューザーで爽やか芳香。

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梅雨の季節、日本の皆様は、爽やかな気分で日々を送るために
色々な工夫やアイデアを考えてらっしゃるのではないでしょうか。

以前、虫除けとしてご紹介させていただいた「ルームスプレー」も、
精油を変えることで、さまざまな香りのスプレーに変化させることができ、
お部屋のリフレッシュ効果が期待できるものですが、

今回は、穏やかな芳香剤として、ルームスプレーよりも香りが持続する、
手作りのリード・ディフューザーをご紹介したいと思います。

広範囲での香りの広がりは難しいですが、
バスルームやデスク周りなど狭いスペースでほのかに香り立つ、
とても手軽な芳香剤です。

火や電気も使わないので安心ですし、合成の香料を使用していないので、
香りがナチュラルで心地良いのも特長です。
お仕事の合間や、暮らしの中でふとした瞬間に、
さりげなくも爽やかな香りに触れられると、気分もリフレッシュされることと思います。

また、これからの季節、瓶の中の精油の種類によって、
虫除け効果を期待できるディフューザーを作ることも可能です。
クローゼットにも利用できますので、どうぞお試し下さい。


【 材料 】

・ガラスの瓶(口があまり広くないもの。安定させるため細長すぎないもの)

・竹串など竹や木製の棒数本(瓶の口におさまる本数)

・無水エタノールかウォッカ:45ml

・あれば植物性グリセリン:5ml

・精油(エッセンシャル・オイル):40滴(トップ、ミドルの精油を何種類かブレンドし、
 できればベースノートの濃い精油も少しだけ混ぜる/【作り方】の下方の精油例を参照のほど)


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小さなお子さんなど、竹串で目をさす心配がある場合、このような先端がボール状のスティックも生活雑貨店などで市販されていて便利です。


【 作り方 】

瓶に、効能やイメージした香りの精油を40滴ほど入れ、
そこにアルコール(無水エタノールかウォッカ)、植物性グリセリンも加え、
軽くゆすって混ぜる。

竹串など、精油が染み込んで香りが拡散されるための棒を瓶に数本さして、出来上り。
なるべく瓶の口に隙間がない方が、蒸発、揮発しにくい。


■ 梅雨、夏向け爽やか精油の例

 ・ペパーミント(トップ)、レモン(トップ)、レモングラス(トップ)、ユーカリ(トップ)、
  マートル(トップ)、
 ・ローズマリー(トップ〜ミドル)、ラヴェンダー(トップ〜ミドル)
 ・シダーウッド(ミドル〜ベース)、
 ・パチュリー(ベース)


■ 虫除けクローゼットのための精油例

 ・ユーカリレモン(トップ)、レモングラス(トップ)、ペパーミント(トップ)
 ・ラヴェンダー(トップ〜ミドル)、シトロネラ(トップ〜ミドル)、
 ・ゼラニウム(ミドル)
 ・シダーウッド(ミドル〜ベース)
 ・パチュリー(ベース)


 精油によって、香りの揮発性は異なる。
 最初に香りが立ち上がり、最も軽く揮発しやすいのが「トップ」。
 逆に時間が経ってから香りが立ち上がり、保留剤代わりにもなるのが、「ベース」。
 香りを持続させるために、ベースとミドル、トップをブレンドする。ベースは最も滴数を
 少なくし、トップは多めに。


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☞ ウォッカと精油だけで作った手作り香水が古くなったものも、このリード・ディフューザーに
  応用すると、使い切ることができます。
  肌に乗せるには懸念されるものも、室内芳香剤として蘇らせてみて下さいね。

☞ 倒れる可能性のある瓶(細長目のもの)を使用された場合、
  瓶の底や壁側の側面に両面テープを貼ったり、クローゼットなどのように
  人目につかない場所であれば、一回り大きいコップなどに瓶を入れて置いておくと、
  転倒防止で安全かと思います。

プロフィール

加藤万里 -Mari-Kato-

フラワーデザイナー

加藤万里 -Mari-Kato-

カリフォルニア・バークレー在住、フラワーデザイナー。ハーバリスト。
1994年より、ロスアンジェルスで花教室FOLIAGEを主宰。
2004年秋より処点をバークレーに移し、06年、あらたに「お花会」という形でFOLIAGEを再開。その後、アロマクラス、ハーブクラスも増設。

フラワーアレンジ、アロマ、メディカルハーブ、ガーデニング、インテリア、手仕事など多方面から、花のある暮らしを提案すると共に、植物を通して、目に見えない大事なことを思い出していくための機会と場になることを願い、会を開催している。

また、昔ながらの暮しの知恵を取り入れ、現代風に楽しむことで、忙しい日々を送る現代人が忘れていることを取り戻していきたいと考え、スローライフを自ら実践し、提案している。

ロスアンジェルスの日本語情報誌「LIGHT HOUSE」にて、98年から02年まで「カリフォルニア花日記」「シンプルエコライフのすすめ」などの記事を連載。
09年春と秋にバークレーで、食とお花、食と手仕事をコラボさせたワークショップ付きの「カフェ・イベント」を開催。好評を博する。

著書に、ロスでの花生活を綴ったエッセイ『ガーデンダイアリー カリフォルニア 花と暮らす12か月』(講談社文庫 98年刊)がある。