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2007.06.05

vol.2 パリの布(1)

この5年ほど、1月と9月に開催される「メゾン&オブジェ」(見本市)での買い付けと、生徒さんとご一緒する7月のレッスンツアー年3回、パリを訪れています。

その多くはアシスタントの河野かすみちゃんと一緒で、出発前に必ず「パリミーティング」と称してパリでのスケジュールを話し合い。

滞在日数に合わせて歩き回るエリアや、パトロール(?)をするショップ、そしてランチ、ディナーの場所まで綿密に計画を立てます。
出発前がお互い忙しい時には、機中にてミーティング・・・ということもありますが・・・。
厭きもせず訪れる「must」ショップレストランをベースに、毎回「発見」のある旅にしたい!というのが2人のテーマ。
お互いに仕入れた情報を持ち寄り、新規開拓をするのが私達のパリの旅での「掟」(笑)です。

何回目かのパリの時に「モンマルトルに布地を探しに行きたい!」と言ったのは私でした。

驚くことに、手作り派のかすみちゃんも同じことを考えていたのですが・・・。

そのきっかけは、大好きな伊藤まさこさんのご著書を拝見してから・・・。
『わたしの布のほん』というご本の中で紹介されていたパリで買った布がとてもかわいくて、「私もその布が欲しい!」と思ったことからでした。
『パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン』でも紹介した、麻の布ラナンキュラスのお花がペイントされたものです。

モンマルトルパリの北に位置するエリアで、ご存知サクレ・クール寺院は観光スポットとして有名。なかなか足を延ばせずにいたのは、限られた日数で見たいところがあまりにも多く、モンマルトルまでは手が(足が?)回らなかったのです。


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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。