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2014.02.12

vol.55 遅ればせながら・・・

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気が付けば、2014年も早や1ヶ月過ぎてしまいました。大汗・・・!
大変ご無沙汰致しました!
遅ればせながら・・・皆様、本年もよろしくお願い致します。
午年の今年も、馬車馬の如く、走り続けたいと思います!

さて、新年最初のコラムは、毎年恒例のテーマ・・・
ホテルオークラ東京 レディースサークルレッスンのご報告です。
昨年6月のブログ「vol.51 ホテルオークラ東京レッスン」に引き続き、
レッスンで作ったアレンジメントをご紹介しますね。    




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6月のテーマは、『Summer Wreath』

梅雨の鬱陶しい季節に、清涼感あふれるリースをと考え、花材を選んでみました。
梅雨時の代表的なお花、紫陽花と並んで、爽やかさを与えてくれるのが涼しげな紫のお花。

その花色の豊富なのがトルコキキョウ・・・
ここ数年、一重だけでなく、八重や花びらに斑が入った品種など、
その品種はますます増えています。

このリースには、トルコキキョウだけで5種類、
さらに、クレマチスやアガパンサスなど季節のお花に、
紫のお花で欠かせない、蘭の一種、バンダを合わせてみました。
リースの中に見え隠れするのは、キャンドルホルダー。

一昨年、パリで購入したキャンドルホルダーは、王冠のようにも星のようにも見えるもの。
周りには、シルバーのドットが付いていて、
水面に落ちた雫が跳ね上がっているようにも見えませんか?

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7月は毎年アーティフィシャルフラワーを使った
レッスン。

6月のパリのツアーで出合ったガラスのボウルに、
クオリティの高いオランダのアーティフィシャルブランド≪SILKA≫のお花をアレンジしました。

オールラウンドのアレンジメントですが、あえてお花の配置をアシンメトリーにして、見る位置によりいろいろなお花が楽しめるようにしています。

なぜならば・・・アーティフィシャルフラワーのアレンジメントは、ともすれば1年中飾ったままになりますので、少しでも異なった印象に見える工夫・・・というわけ。

5種類のバラ、3種類のダリア、ラナンキュラス、
カーネーションにジャスミンを軽く飛ばすことにより、
動きを出してみました。


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9月のテーマは、『Cartonnage(カルトナージュ)』

カルトナージュとは、カルトンと呼ばれる厚手のカードを
いろいろなサイズにカットし、布や紙を貼り組み立てるという
フランスからはじまった手工芸のこと。

日本でも、お稽古ごとのひとつとして、今やすっかり認知されていますね。
以前、カルトナージュもどきで、フレームに布を貼ったアレンジをしました
今回は、プロの手をお借りしました。

福岡の生徒さんで、カルトナージュのサロン『Coccinelle』を
なさっているRさんがご提案くださったのは、
底と口は正方形で、それがスライドされ、
周りの8枚の二等辺三角形のカルトンが上下交互につながった
変形のボックスです。

フランスつながりで、パリで出合ったエッフェル塔柄の布で作って頂き
パリスタイルのモダンな花束を入れてみました。
布のカラーに合わせて、ホワイト~グリーン系のお花・・・
ダリア、アジサイ、カラー、バラ、ケイトウ、オオニソガラムに、
パリスタイルを真似て、つやのある大きな葉(アンセリウム)を
使っています。
右側のお写真の方が、ボックスがよく見えるでしょうか?

ところで、この布は、パリで購入したものですが、
生徒さんから、「東京でも売ってますよ~」と衝撃的(笑)な情報が!
グリーン、黒と買い足して、Rさんには、インテリアボード、引き出しのボックスなど
続々と作品を作って頂いています。
あらためてまたご紹介させて頂きますね。


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さらに・・・旅仲間のKちゃんが12月にハワイに行き、頂いたのがこのポーチ。

3個セットのポーチの布はどこかで見た柄・・・
ハワイ通の方ならよくご存じの≪Ross Dress for less≫といういつでもMark downというお店で、3個セットで$9.99という、これまた衝撃的なお安さだったそう!


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10月のテーマは、『Autumn Basket』

グレイッシュなバスケットに秋色のお花をアレンジしました。

お花の名前をいくつか挙げてみますと・・・
ダリア(ポンポンショコラ)(ロージーマジェンダ)
トルコキキョウ(ノクターン)(アンバーホワイト)
カーネーション(ムーンダスト)
アリウム(オータムヴィオレ)
チョコレートコスモス など。
深まる秋そのものの色合いのネーミングです。

そのほかに、使ったお花で、人気だったのは、
黒ホウズキ。
黒と紫のコントラストが大人カラーでした!



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11月は、毎年恒例の
クリスマスリース

ここ数年、いろいろなところからオーナメントを仕入れていますが、今年も、オランダをメインに、フランス、ハワイ、新宿伊勢丹などから仕入れました。
今年は特に、流行のグレージュ(グレー+ベージュ)カラーを意識してオーナメントを合わせてみました。


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12月のレッスンで使用したのは、
6月のパリツアーの際、ギャラリーラファイエットのメゾン館で購入したキャンドルスタンド

デコラティブなミラーを組み合わせた上に
シルバーのトレイを載せて
キャンドルを飾るというもので
このスタンドに円錐形のオアシスを載せて
クリスマスツリーをアレンジしました。

メインは、淡いイエローのポインセチア。
ポインセチアも今や、赤ばかりではありません!

レモンイエロー~スノーホワイトをテーマカラーに、バラやスプレーバラ、ノーブルのユリなどのお花を合わせ、ガラス製のドングリのオーナメントと、羽根の柄のリボンを添えてみました。


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ふ~、新年、いや、昨年から気になっていたコラムの更新も終えて
今週、ソチオリンピックに行って来ます!

ハイ!もちろん、男子フィギュアスケート応援!
我が家も、すっかり髙橋大ちゃんモード。
生徒さんの中には、見て見ぬふりをする方もいらっしゃいます!笑

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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。