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2010.05.14

vol.34 フランス式(?)パーティ(2)

アフタヌーンティパーティにお招きしたのは、「肉女の会」の面々。

お肉好きの仲間で結成した「肉女の会」・・・
メンバーは、北鎌倉でお料理のサロン "boa mesa" を
主宰なさっている若林三弥子先生と、
先生のレッスンでご一緒している、南馬込で "Le Petit Poisson" をなさっている長友幸容さん、
アシスタントのMikaちゃん、お花の生徒さんで同じ名前のプチ(というよりヤング)Junkoちゃん、Yukikoさん、Ritsukoさん、Rieちゃん、Noriちゃん。

美味しいものに貪欲な女子会です。

残念ながら当日は全員集合とはなりませんでしたが、
楽しいパーティとなりました。

まずは、"Moet et Chandon" のロゼで乾杯。
桜の季節なので、シャンパーニュは当然ピンク色です。
続いて開けたのは "Veuve Clicquot"

アフタヌーンティパーティということで、
最初にサンドイッチをいただきます。
用意したのは、"メゾンカイザー"の季節限定の桜シュプリーズ
蓋の部分に桜が付いているのが目を惹きますね!

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この桜シュプリーズ、円形のパンの中をくり抜いてサンドイッチにし、
またパンのボックスに戻しているという手の込んだもの。
3段になったサンドイッチは、
上から、ロースハム&エメンタール、パストラミビーフトマトソース、
蒸し鶏のレモンソースです。

パンのおいしさはいわずもがな。
フィリングもそれぞれのお味が見事です!

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サンドイッチを載せているのは、どこかで見たことがあるような・・・?
『ようこそフラワーレッスンへ 英国スタイルのフラワーアレンジメント』
でアレンジメントとキャンドルを載せたブルーのケーキスタンドで、
パリで購入したものです。利用頻度高し!

テーブルの上はこのようにコーディネート
(というより持っているものを並べただけですが・・・)。

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スプーンフォークがカットされたフェルト製のマットはパリのランジス市場の資材店で購入。
以前このコラムでもご紹介しましたね。

グラスは "ラリック" ・・・
以前、銀座店のお花をアレンジさせていただいていた時に購入したグラスです。
数年前に日本酒のTVコマーシャルにも使われていたグラスで、
形といい、カットといい大のお気に入り!
これでシャンパーニュもビールもいただきます。

ティーカップ&ソーサーは、"ピュイフォルカ" のもの。
あまり耳慣れないブランドですが、
フランスでは特に銀のカトラリーが有名で、
エリゼ宮でも使われているのだとか。
初めてパリへ行った時に購入したのですが、
カップとお揃いで買い求めたケーキプレートそれぞれに卵の絵と、
スズランやパンジーなど6種類のお花の絵が描かれていてとてもかわいいのです。

サンドイッチの次はスコーンというのがお定まり。

34-4.jpg

"フォートナム&メイソン" のスコーンを用意しました。
スコーンと言えばストロベリージャムとクロッティドクリームですが、
最近は東京でもクロッティッドクリームが手に入るようになったのが嬉しいですね!
その昔、イギリス留学時代は一時帰国の際の荷物に
必ずクロッティッドクリームが入っていました。

とはいえ、ご近所のスーパーはなかなか手に入りにくいので、
マスカルポーネで代用しています。
ストロベリージャムは "ラデュレ" のもの。

〆はデザートです。
「フランス」の香りのするものを・・・と思い、

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"ポアラーヌ" のお魚型のクッキー
(←浅田真央ちゃんに差し上げたクッキーと同じ、3月末のパリから帰国後、冷凍しておきました!)と、

パリのカヌレ専門店 "ルモワンヌ" のカヌレベベ
こちらも冷凍して。

そして、"アンジェリーナ" のミニモンブラン

お菓子を載せているのもケーキスタンドです。
ベネチアングラスのスタンドで、随分前にホテルオークラのレッスンで使用したものですが・・・
『パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン』でもアレンジに使い、
今はこうしてお菓子を載せたり、
時々アクセサリーサングラスを飾っています。

アフタヌーンティでいただく紅茶は何杯にもなり、そればかりでは飽きるので、最後は日本茶を。

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前回のブログでもご紹介したパリで購入したこの鉄瓶。
なぜ同じ写真を載せるのか?!
と思われた方も多いでしょう。

実は、今回のこのコラムのお写真は、
アシスタントのMikaちゃんが撮ってくださったもの。
一眼レフカメラを勉強中で、
この日もカメラを持って来ていました。

撮ったお写真を拝見したら、
私のデジカメ写真との差が当然のことながら歴然

お花をしている人の多くが次はカメラ・・・
と進みますが、遅ればせながら私も始めようかと思っています。

そして、時を同じくして「桜のパーティ」を。
こちらは、「和」を意識しました。

等々力の "いなり和家" のお稲荷さんが主役。

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細めのお揚げは表と裏を出して、ひとつには白ゴマ
そしてもうひとつは生姜が入っています。
冬は生姜の代わりに柚子が入るのですが、
これがまた美味しい

そもそもは、20年近く通っているお料理の先生がご紹介くださったところで、
知る人ぞ知るお店。
差し上げる方みなさんに喜んでいただけます。

実際、楽屋見舞いなどにもとても人気だそう・・・。
以前、雑誌でデザイナーの稲葉賀恵さんのおすすめとして紹介されていました。

もちろん、この時も・・・ロゼのシャンパンを。
"Louis Roederer" です。

お稲荷さんと共にお出ししたのが、私のお客様料理の定番、
「お豆腐のコンソメジュレかけ」です。
お豆腐は市販の美味しいお豆腐を選び、
コンソメジュレは前日に作っておけるのですぐにお出し出来ます!

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ジュレがきらきらしていて、キラキラグッズ好きな私らしいとよく言われます。

そして、赤と黄色のパプリカ、セロリ、ズッキーニと鶏のささみを蒸し炒めして、
レモン風味のドレッシングと和えたものも・・・。

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おしゃべりに夢中になっていて、
お野菜が柔らかくなり過ぎてしまいました!
失敗、失敗!!

お菓子は、「桜」と、大好きなモチーフ「蝶」がデコレーションされた和菓子と、
お取り寄せ好きの我が家でも一番回数の多い
名古屋の "大口屋" の麩まんじゅう

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サンキライの葉で包まれた甘さ控えめの麩まんじゅうは絶品です!!

ここでもケーキスタンドが大活躍でした!

このコラムを書きながら・・・
実は、翌日のメニューを考え中。
明日のゲストは既に3回目のお招きなので・・・
メニューが重ならないようにしなければ。

明日も、素晴らしい夜になりますように!

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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。