ページトップ

目次

2007.12.03

vol.8 茶色の魅力

20代は「紺」、30代は「グレー」そしてここ数年は「黒」がワードローブのベースになっている私の「茶」色との出会いは、数年前。

「生涯最後のエルメスバッグ」と豪語(?)して買った茶色の"ミニプリュム"というバッグです。

8-1.JPG

お店の方に色の種類を訊ねたところ「Marron(マロン=栗色)」と答えて下さいました。

深く濃い茶色の美しさに惹かれ、清水買いしたこのバッグ、シルバーの金具との相性も抜群で、 最近とみに使用頻度が上がっているように思います。

そして、「茶」色のバッグがワードローブに加わった頃からやけに茶色が目に飛び込んで来るようになりました。
特に、パリで・・・です。

パリでは、茶色とその他の色の組み合わせがとても多いように思い始め・・・そう考えてみたら、エルメスのリボンも茶色ですし、 そして、JJ世代の私が初めて買った(買ってもらった?)ブランドバッグ、ルイ・ヴィトンも茶色ですね!

フランス人は、チョコレート好きの国民だからかしら~?というのが私の持論(笑)。

茶色とシルバーの組み合わせと言えば、この「Louison」のバッグ。

8-2.JPG

バッグとお揃いのショルダーポーチにシルバーカラーで<PARIS><LONDON>などの都市名のほか、 <JET LINE>、そして<PRIORITY>のタグがだまし絵でプリントされ、まさにを思わせるデザイン。
布製ということもあってとにかく軽く、 また、まちの幅が十分あるので思いのほかたくさん荷物が入りとても重宝。
国内の1泊旅行によく登場します。

何よりもシルバーという色合いがシックで、洋服を選ばない点が気に入っています。
「Louison」という有名店なのに、同じバッグを見かけたことがないというのも嬉しい!

もう一つ、バッグと言えば、これは昨年買ったもの。

8-4.JPG

実は子ども用の旅行バッグです。

サンジェルマン・デ・プレにある子ども用の雑貨店「Serendipity」で見つけ一目ぼれしました。
ウインドウにディスプレイされていたのを閉店後に見かけ、パリ最終日、開店を待って駆け込み購入。
中には、靴や下着などを入れる小物入れも入っています。

何に惹かれたってもちろん茶色とピンクの組み合わせ。
ほかに茶色とブルーの組み合わせもあったのですが、迷わずピンクを選びました。

8-3.JPG

そして、バッグの周りにあるエッフェル塔(あ~、ここにもエッフェル塔が!)、月、ラクダなどのモチーフもかわいい!
Paris →La Lune(お月様)と書かれているのも夢がありませんか?!

実は、このバッグを買った時、パリ在住の中山美穂さんもお店に入られていたのですが、一緒だったアシスタントのかすみちゃんったら「あ~、ミポリン!」と大きな声で・・・。
ミポリン、そそくさとお店を出て行ってしまいましたよ。中山美穂さん、ごめんなさい!
東京ではとても芸能人遭遇率の高い私、かすみちゃんに「かすみちゃん、こういう時は気付かないフリをしてあげなきゃ!で、何を買ったのかな~とこっそり観察するのよ~!」とアドバイスしてあげました!

パリでは、ファッションばかりでなく小物にも茶色がたくさん。

8-5.JPG

『パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン』でも紹介したこのランチョンマットナプキンのセットも、茶色とピンク、ブルー、ライムグリーンの組み合わせです。

数年前、オデオンの近くのプチホテルに滞在したところ、朝食時にこのランチョンマットとナプキンを出して下さいました。
その色合いの美しさに、思わずホテルの人に「これはどこで買えるの?」と聞いてしまったほど・・・。
出して下さったナプキンは使わずに持ち帰って、教えて頂いた「ボン・マルシェ」でめでたく購入出来ました。
カジュアルランチの時などによく利用していますが、白いお皿との相性が良く、おしゃれ度が高いコーディネートが出来るように思います。

六本木にある大好きなインテリアショップ「Living Motif」で扱われているのも嬉しい!

もう一つ、『パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン』でも書きました「Maison de Vacance」LOVEクッションも気が付けば茶色とピンク・・・愛用しています。

8-6.JPG

横にあるのは、お友達のアメリカみやげ、これも茶色ピンクの組み合わせで本当にキュート!
これを選んでくれたお友達のセンスとお気持ちには本当に感謝!

ところで、私の趣味の一つはステーショナリー収集ですが、そのステーショナリーにも茶色とのコーディネートが・・・。

8-8.JPG

アメリカの「CRANE(クレイン)」社製のカードです。

茶色とブルー、ライトグリーンの3色のボックスに2種類のカードセットが入っています。
封筒とカードは一色なのですが、封筒の内側がボックスの柄と同じになっています。
この一見して見えない部分に拘っているところに脱帽。

そしてもう一つのクレイン社製のカードセットも茶色ピンクの花柄です。

8-7.JPG

最後に「花より団子」情報
10月のブログでもご紹介した今話題のショコラティエ。「Patrick Roger(パトリック・ロジェ)」です。

8-9.JPG

こちらのチョコレートのおいしさはお墨付き・・・。
尊敬する2つ星レストランの吉野美智子マダムもご自身のご著書『パリのおいしいおみやげ』で紹介されています。

チョコレートの魅力をさらにアップさせているのが、手提げバッグボックスなど・・・。
チョコレート色とエメラルドグリーンのコントラストが見事です。

関連書籍

パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン

パリ・ロンドン一週間
花と雑貨とおいしいものを探す旅

パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン

パリ一週間
花と雑貨を探す旅プラン

パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン

英国スタイルのフラワーアレンジメント

プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。