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2012.11.30

vol.48 (2)自分磨き その後

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神戸の暑さに驚きながら伺ったのは8月・・・
待ちに待った「家庭内の紙類の整理とファイリング」です。

たくさんのご本や切抜き、そして書類などの紙類を、
ものの見事に美しく収納されているさまは、
感動ものでございました!

帰京後、先生の教え・・・
数年見ていないものは不要なもの・・・
ということで、思い切ってたくさんの紙物を処分。
小学校のアルバムも処分してしまいました。
30年以上見ていませんでしたし・・・(笑)
見たくなったら、同級生に頼みましょう!

併せて手帳なども処分したのですが、
夏の終わりに、20年以上前に大切な存在だった人が
2年前に亡くなっていたことがわかり・・・
一緒に過ごした日々の記録が手元に無いことを
一瞬後悔・・・

でも、英理子先生もおっしゃるように
思い出は心の中にあれば良いと思っています!



さて、先生のご本の整理方法は早速真似をさせて頂きまして・・・
こんな風にしてみました。
ファイルボックスを使って、作家や項目別に分けてみたのです。

私の場合、まず「PARIS」や「Hawaii」ボックス・・・、
ここには、ガイドブックや関連本を入れています。

そして、「向田邦子」さんや「伊藤まさこ」さん、「若林三弥子」さん、
「Kazuo Ishiguro」さんボックスには、ご著書を。
(ボックスに貼ったテプラは敬称略です~、スミマセン!(汗))

他に、「Interior」「Favorite」・・・etc.
本を読み終えた後、そのボックスに返せば良いので散らかることもありません!

本当にすっきり!!

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ところで先生は、このボックスを逆に、
つまり、棚を開けると見えるのはボックスだけ・・・
になさっていますが、
私は、何だか寂しくて(?)、
中が見えるようにしています。
もちろん、「高橋大輔」君ボックスもございますよ~!

他に、カード類も整理。
病院の診察券、ポイントカードなどが
すっきりとまとまりました。
ポイントカードは・・ショップのエリア別に
というのも先生のアイデアです。
そのエリアに出かける時に
ピックアップすれば良いのです!

雑誌を見る際の先生ならではの方法も
かなりの驚きでしたが、
早速真似。

物が増えなくて本当に嬉しい!



さて、この回のコーディネートは、盛夏の装いです。

モンステラなどトロピカルグリーン柄のクロスの白が眩しいですね!
トルコブルーのビーズのマットにガラスの食器と貝殻。
テーブル花の花留めになっているのは、ビー玉です。

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珊瑚柄の器に、
色石とキャンドルを入れるアイデアも
素敵でした!



長方形のガラスのお皿とスプーン・・・
お菓子のサーブの仕方もすぐに取り入れたいと思います。

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季節は巡って・・・秋の神戸を訪れたのは10月。
朝夕冷え込むようになり、
出身や居住地が様々なクラスの皆さまと、
おでんの具・・・「牛スジ」についてお話が盛り上がりました。

東京生まれの母が作るおでんには、一切、
「牛スジ」なるものが入っていないのですが、
関西出身の皆さま曰く・・・
「牛スジのないおでんはおでんではないわ~」
「牛スジがなければ、何でお出しを取るの?」
などなど。

では、早速チャレンジしてみましょうと、
レッスンの帰りに、京都在住のMasumiちゃんと
いかりスーパーに立ち寄ったのですが、
既に売り切れでした!
次回は、クーラーバッグ持参で先生の御宅に伺いたいと思います。
余談ですが・・・関西の皆さまにとって理解不能なのが
「ちくわぶ」のよう(笑)。

いきなり、話が横筋ならぬ「牛スジ」にそれましたが・・・
レッスンのテーマは、「和食器の基本 和のコーディネート」

和のコーディネートやお正月のお話は、
大変興味深く伺いました。
日本人なのにこの年になって初めて聞くことも多く、
恥じ入っております!

帰京後、早速デパートへ。
きれいなお懐紙を購入しました。
バッグに忍ばせて、
お食事の時などに使おうと思います。

ところで・・・
先生が見せてくださった白と黄色の水引が付いた袋、
関東では見慣れないこの色合わせ、
関西では法事用として用いられるそうです。
「ケンミンショー」はまだまだ健在ですね!


当日のコーディネートは、「和モダン」。
モノトーンに刺し色の赤が映えますね!
石版は、ここ数年、フレンチなどにも
使われていますが、
折敷として使っても素敵!

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生菓子とわらび餅、
金平糖、
和紙で包まれているのは
豆のおかきです。



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テーブルのお花は、
満月を思わせるサークル状のオブジェ大小に
ススキとコチョウラン。

シンプル&ミニマルが素敵です!



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壁には、竹細工の飾り。

和モダンとは まさに
このようなスタイルをいうのでしょう。



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これが先生の和の食器たち。

黒、白、そしてガラスが
先生の定番です。

形は正方形や長方形など、
シャープなラインが多く、
スタイリッシュですね。


先生もおっしゃる通り、
年齢と共に自分の好みが定まって来るので、
そのテイストで食器を揃えれば、
異なるブランドでも不思議な統一感が生まれるのですね。

ただし、「白」のトーンには要注意です!



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正面の鏡餅は・・・何と!陶器製。

中にはお年玉袋をお入れになるのだそう。
私も早速真似をさせて頂きました。



帰京後、たまたま伊勢丹の地下を歩いていたところ・・・
素敵なおせちに目が釘付けになりました。

銀座「六雁」のおせち(伊勢丹のH.Pでご覧くださいね!)。
何と、オリジナルの有田焼で7段です。

上から4段は正方形、丸、長方形の取り皿にお箸がついた折敷膳で、
おせちが入った3段は、碁盤の目のような16ケの四角と
5列の長方形に仕切られたもの、
そして、大きな正方形の器。

ちょうど杉浦先生の和食器コレクションを拝見した後でその影響もあり、
白のスタイリッシュな器たちに一目ぼれ!

お値段もお値段なので、一晩考え、
奇跡的に最後の1つをオーダーすることが出来ました。
12月31日が楽しみです。


今月は、年内最後のレッスン・・・
クリスマスがテーマです。

既にお受けになった方で、
来年のお申し込みをされた方もいらしたとか・・・?!
楽しみに伺わせて頂きます。

最後に遅くなりましたが掲載紙のご案内を。
角川コミュニケーションズより出ている「花時間」秋号で
バラを使ったアレンジメントを5点ご紹介しています。
あ~、もうすぐ冬号が出てしまいますが・・・。

それから・・・誠文堂新光社より、この夏、
「雑貨で楽しむフラワーアレンジメント パリスタイルの花あしらい」
が、刊行となりました。
ご覧頂ければ幸いです。




( END )

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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。