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2009.06.09

vol.26 番外編 FIFAワールドカップアジア地区最終予選
ウズベキスタンツアー

6月5~7日の3日間、ウズベキスタン弾丸ツアーに行って来ました。
この試合で日本代表は見事に2010年W杯南アフリカ大会に世界最速で出場を決定。
私の代表戦観戦負けなし記録をまた伸ばすことが出来ました。
このコラムでは、パリの話題をお届けするお約束・・・ですが、フランスもサッカーが盛んなお国柄(苦しい言い訳!)。
ということでお許し頂くことにして、今回はその様子をお知らせしたいと思います。

出発に先立ち、まずはネイルサロンにて日本代表のヤタガラス柄をアートネイルしていただきました。

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本当は10本の指のベースも全てジャパンブルーにしたかったのですが、出発前にレッスンがあり断念。

このカラス君、サッカーボールを掴んでいるのですが、お写真でお判りになりますか?(左下です)
ということは、彼のポジションはキーパーですね。そうでないと反則!

こちらは今回ご一緒したサッカー観戦仲間で旅仲間でもあるYちゃんのネイル。

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グリーンは芝生を表しているそうです。
下にあるのはYちゃんからのプレゼントのアディダスのタオル。
サッカーボールの形をしていてとてもかわいいんですよ。

今回のツアーは、5日(金)の24時羽田発、7日(日)12時過ぎに成田着という0泊3日のツアー。
3日とは言っても日本を離れているのはわずか36時間というコンパクトさ。

したがって荷物も機内持込みだけにするつもりで、数年前行列が出来て話題になったアニヤ・ハインドマーチのエコバッグで行こうと思っていました。

ところが、「出会い」は偶然ではなく必然なんですね。
出発の2日前に訪れた軽井沢アウトレットモールのアニエスbで、中の布地がジャパンブルーのバッグを発見。

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しかも、大好きなモチーフである星がたくさん!
持ち手に白いレザーが巻かれ、同じレザー製の大きな星がアクセントになっています。
白星=勝利ということで、これを持ってウズベキスタンに行こう!と決め迷わずゲットしました。

さらにもう一つの「出会い」が。
集合場所の羽田空港第2ターミナルで、西日暮里北島商店(北島康介君のご実家)のメンチカツ(勝つ!)サンドを発見。

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しかも最後の1パック
縁起を担いで買い求め、ラウンジでYちゃんと分け合っていただきました。

今回のツアーはJALのチャーター便。
CAの皆さんも日本代表のブルーユニフォームを着用され、そして、往路のお食事はもちろんカツ(勝つ)丼

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デザートは、これも芝生を表しているのでしょうか、キーウィソースのかかったパンナコッタで、その名も「タシケントでの欣喜雀躍(きんきじゃくやく=小躍りして喜ぶこと)」でした。

何せ深夜24時出発。
すぐにお食事が出て睡眠タイムになると思いきや、テレビには代表の歩みのビデオが流され、睡眠どころか機内は興奮状態です。
さらにはビンゴ大会も行われ、代表のサイン入りユニフォームやマグカップなどの商品が用意され(Yちゃん、見事にゲット!)、はずれた私もボールペンとピンバッチをいただきました。

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早朝、ウズベキスタンの首都タシケントに到着。

バス3台に分乗してホテルに向かいます。
0泊とは言ってもホテルのお部屋が使えるのは嬉しい。

シャワーを浴びたり、ベッドでちょっと横になったりも出来ます。
その後、オプショナルツアーの市内観光へ。

当初、ウズベキスタンと聞き、沢木耕太郎氏の「深夜特急」ばりに乗合バスに人が群がっているシーンを想像したのですが、タシケントには中央アジア唯一の地下鉄もあり、旧ソビエト領とはいえイスラム建築が見られ、また緑の多い街並みが印象的でした。

観光中遭遇した花嫁と花婿。

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新婦のブーケは、ラッピングされた花束で・・・微妙な感じです。

今回のツアーでは、もう一つ「出会い」&「ご縁」を感じることが。

スタジアムへ出発前にホテルのロビーでうじきつよしさんとお写真を撮らせていただきました。
うじきさんは、私がかれこれ20年以上通い続けている青山のイタリアンレストランで何度もお見かけしたことがあり、オーナーご夫妻と仲良し、とおうかがいしていました。
私もお二人とはゴルフをご一緒したりと親しくさせていただいているので、羽田空港のラウンジでお声をかけてそのお話をしてみました。

聞けばうじきさんは先月行われた欧州チャンピョンリーグの試合も現地で観戦。
今回ご一緒したYちゃんがテヘラン弾丸ツアーに参加した時にもいらしていたそうで、筋金入りのファンですね。
うじきさんと、今度はイタリアンをいただきながらサッカートークが出来ますように!(もっと勉強します(笑))

スタジアムへは厳戒態勢。
パトカーの先導で向かいました。
テヘランではペットボトルを投げつけられたり、ということもあったそうですが、ウズベキスタンの人々はずっと親しみやすい印象。
日本人サポーター席は柵で仕切られ、ウズベキスタン人が近寄らないように警察官がずらりと並んでいて驚きましたが、最後まで何も起こらずに済みました。

今回、スタジアムで初体験をしたことが二つ。
一つは、最初から最後まで立ちっ放しの応援(笑)!

そしてもう一つは、巨大なフラッグを持ったサポーター君達が階段(というより座席)を駆け上がるところを目の当たりにしました。

日本代表にはウルトラスニッポンという強力な応援団がいて、試合中は立ちっ放し、声を出しっ放しの熱い応援をしているのですが、私達はこれまで彼らの席で見たことが無く、座って観戦と甘えていたのです。

ところが今回は最初から最後までウルトラスの応援に巻き込まれました。
巨大なフラッグは、やはりウルトラスの人たちが端を持って座席を駆け上がるのですが、ボ~ッと見ていて転倒する人も。
私達も危いところでした。

いつもフラッグの下の人は息苦しいでしょうにと思っていましたが、意外にも旗が高くて(というより、皆さん手元に持っている旗の棒でツンツンつついて浮かせていました。)、まるでテントの中のよう。ちょっとしたキャンプ気分を味わいました。

観戦した人はほとんどの方が日本代表ユニフォームを着ていましたが、背中にはいろいろな選手の名前が。
古い(失礼ですね!)ところでは、「JO」、「KAZU 」、「IHARA」などなど。
そして何と言っても一番人気は「SHUNSUKE」

私が着ていた「TAMADA」はかなり少数派でようやく一人発見。
思わず声をかけてお写真を一緒に撮らせていただきました。

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「お顔ではなく、背中を撮りたいんです。」と言ったら苦笑されていましたが。

ところで、今回の弾丸ツアー、さぞや若者であふれていると思ったのですが、はっきり言ってかなり平均年齢高し
おそらく私達は平均以下だったのでは?
選手のご両親?というより、中にはおじいちゃまとおばあちゃまがいらしているの?という方も多くて、Yちゃんと「私達もまだまだヒヨっこね!」と言い合いました。

試合後のシャンパンファイトならぬウォーターファイトの後、代表の選手達が応援席に来てくれました。

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やはりウルトラスが用意したブルーの紙テープと(3列前の人に直撃!ごめんなさい!!)、紙吹雪を投げ、興奮も絶好調!(その後、みんなでお掃除。まるで何事も無かったかのような座席に戻り、そのマナーの良さに日本人として誇りを感じました。)

試合終了後はその足で空港へ。

機内で、なんと!
岡田監督をはじめ代表選手全員がサポーター席に挨拶に来てくれました。

前回の弾丸ツアーの時は、監督と中村俊輔選手のみが挨拶と聞いていたので、嬉しいサプライズ。
ただ、残念なことに、後から携帯カメラの動画モードで撮れば良かったと気付き、一生の不覚です。

JFAオフィシャルツアースポンサーの恩恵がたっくさん!
JALの機内サービスをはじめとして、ホテル到着時にはキリンからペットボトルのお水が2本配られました。
海外、とくに慣れない土地では「お水」がとても重要なんです。

そして、帰りの空港では「(予選)突破」タオルが!用意していたのですね。
さらに、機内で「世界を驚かす覚悟がある」と書かれたアディダスのTシャツが配られました。

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ウォーターファイトの際に代表選手達が着ていたTシャツです。
岡田監督がおっしゃる目標「W杯ベスト4」に向けて、選手達には頑張っていただきたいですね!
それにしてもお楽しみ盛りだくさんの弾丸ツアー、病み付きになりそうです(笑)。

今月は26日から花弘の細沼光則さん主催のパリツアーに同行予定です。
来月のコラムはまたパリに戻って(笑)、「三代川純子のパリ、お花、雑貨そしておいしいもの」をお伝えします。お楽しみに!

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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。